日銀、為替介入むなしく円高続く
日銀が4兆円?規模の円高介入をしてからわずか1週間で、
介入前の77円を切って、ドル/円76円台に突入・・・
円高相場は今後も継続するのか?
from 松下誠 セーフリッチ
8月4日、朝10時に4兆円とも5兆円とも言える
日銀の単独為替介入からわずか1週間程度で、
ドル/円相場はまた元の水準に戻ってきてしまいました。
今後も、為替の動きを注視しつつ、追加の介入も視野に入れている
という発言もあったのに、追加の介入報道がないところを見ると
トレンドは変えられないと思ったのかもしれません。
(実は、こっそり追加の介入もしているのかもしれませんが、
それは誰にも分かりません。)
“トレンドは続く”という相場の原理、原則がありますが、
まさに、相場の原理、原則というものがいかに強大であるか?
というのが分かって頂けたと思います。
10兆円の金融緩和策の合わせ技で、円高トレンドを阻止できるか?
という思いもあったかもしれませんが、やはり今回も、、
“中央銀行の逆を行け”
という投資家の間で言われている言葉(格言ではないが、
格言になりつつある)通りの展開になってしまったようです。
(まだ100%ではないですが)
ドル/円市場における史上最安値(円の最高値)を
再び更新する日は近い、という事になっていますが、
日銀が4兆円とも5兆円とも言われている為替介入と
10兆円の資金緩和策を実施しても変わらない
円高トレンドを変える展開が起きるのか?
今後、円安相場が到来する日が本当にやってくるのか?
と言う不安を感じている方もいると思いますが、
米国が崩壊してドルが紙くずになってしまう日が来ない限り、
円安相場は必ず訪れます。
なぜなら、それが相場の原理、原則だからです。
日銀の介入でも、円高トレンドを円安トレンドにする事が
出来なかったのもまた、相場の原理、原則だからです。
簡単に言うと、
日銀の為替介入によってドル買いに使った金額、
エネルギーよりも、ドルに対する不安を感じている
投資家の金額、エネルギーの方が大きかった、
ただそれだけの話です。
でも、為替の価格は一定ではなく常に変動しています。
そして、その価格の変動と同様、
ドル不安の思いの強弱も常に変動しています。
このまま1ドル76円が、75円、74円・・・70円
と下がって行っていくにつれ、
ドルには不安を感じるし、安いと思うけど、、、
『さすがに1ドル70円ほど安いかな?』
『いくらなんでも、そこまで安くはないんじゃないかな?』
というように思い始める投資家が出てきます。
(価格が安くなれば安くなるほど)
つまりドル不安の思いが弱くなってくる、という事です。
そして、ドルが安すぎるという人達のドル買いの思いが、
ドル不安を感じている人の不安の大きさ以上に大きくなり、
トレンドが変わり始めます。
そこが円高ドル安から円安ドル高のトレンド転換のポイントです。
為替相場でトレードをして行くのであれば、
相場の原理、原則について深く深く理解して
おかなければいけません。
それが、相場の世界で生き延びて行く秘訣です。
米国の急速な景気低迷、欧州で引き続き安定していない
ギリシャ問題等の影響で為替相場も揺れ動いていますが、
相場の原理、原則を逸脱した動きが展開されている
訳ではありません。
相場の原理、原則をしっかりと理解して、
しっかりとチャンスを掴んで行きましょう。
ピンチの裏側には、必ずチャンス相場があります。
明日からお盆休みですが、引き続き相場に注目して行き、
チャンスを掴んで行きましょう。
松下誠
Posted: 8月 11th, 2011 under FX投資レポート.
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