なぜ、他の通貨まで下落するのか?
ニュージーランドドルの大地震をきっかけに
一時的に各通貨が下落し、円高相場になる理由は?
from 松下誠 セーフリッチ
昨日は、ニュージーランドの大地震によって、相場は
どういう影響を受けるか?また、投資家という視点で
見た時に、どう資金を守って行かなければいけないか?
という内容でメールをお届けしました。
一方で内容とは裏腹に
“ニュージランドの大地震を利益に変える方法 ”
という不適切なメールタイトルでお送りしてしまって
申し訳ありませんでした。
今日は、気を取り直して、
なぜ、ニュージーランドの大地震の影響で、
各通貨まで円に対して下落したのか?
という事についてお伝えして行こうと思います。
投資経験が深い人は、理屈じゃなく、実体験として
理解されているところがあると思いますので、ニュージーランド
で地震が起きて、ユーロ/円が下落(円高)になるのも
理解されているかもしれませんが、
為替相場の中にある特有のメカニズムについて
お伝えして行こうと思います。
例えば、株の世界だととても理解が簡単です。
昨年も東京電力が増資を発表したとたんに株価が
急落しましたが、何も起きていない関西電力や中部電力
まで連動して下落するという事態になりました。
同じセクターだし、関電も、中部電力も同じように
増資するのではないか?という懸念が広がったからです。
でも、一方でニュージーランドの大地震で、
ユーロドルが下落する、あるいはカナダドルが
下落するという事態が起きる理由は、、、
“市場に不安が広がった事で、資金の流れが逆流するから”です。
もちろん、直接的なニュージーランドドル/円に比べて、
間接的である分、下落幅が小さかったり、回復が早かったり
と言った事が起きやすいですが、投資家心理として、
“市場がどうなるか分からない”から、一旦市場から
撤退して静観しよう。
という事で、カナダドル/円等の通貨も含めて下落してしまいます。
つまり、市場にリスクが広がると、それが直接的に
関係していなくても、円が買われる、あるいはドルが
買われるという事態になりやすいのが為替相場の
特徴なんです。
少しずつ、市場不安が収まってきたため、再びまた
元の流れに戻ってきていますが、市場全体にリスクが走って
いるかどうか?というのは、注意して見て行った方が良いです。
他の通貨が、少しずつ安定相場に変わりつつある中、
まだニュージーランドはブレています。
まだまだ回復していくのか?
それとも、被害を拡大させていくのか?
市場参加者が迷っているからです。
ニュージーランドの被害がまだ広がってしまって、
下落して行くとなれば、また市場にリスク感が広がり、
ドルや円が買われる展開になる可能性もあります。
安易に判断するのではなく、相場がどちらに
振れようとしているのか?
しっかりと値動きを見ていき、適切な対応をして行きましょう。
市場になんらかのリスクが走っているときに大事な事は、安易な
予想で短期間で大儲けしようとする事ではなく、資金サイズを
小さくするなどして、リスクコントロールを優先させていく事です。
資金を守る事の上に利益の投資がある、
という事を忘れないでください。
松下誠
Posted: 2月 24th, 2011 under FXノウハウ.
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